実行ファイル para ver. のオプションについて

飯倉宏治

Paraphrase の言語処理系プログラム para の引数は以下のとうりとなります。

     para [-eEhknqtv] [program-file] [program-code]

オプションの詳細を以下に示します:

-h または --help ヘルプを表示します
-v または --version バージョンを表示します
--thread N 使用するスレッド数の最大値を設定します。
N には整数を指定します。

使用例:
--thread 3 とすると、最大 3 スレッドまでしか 使用しなくなります。

-e S または --eval S 指定されたプログラムファイルの実行に先立ち、 指定された文字列をプログラムとみなし実行します。 プログラムファイルを指定しない場合は、 インタプリタによるユーザーからの入力に先立ち、 指定された文字列がプログラムとみなされ実行されます。
S には文字列を指定します。

使用例:
para -e "2 3 + .cr" とすると、 Paraphrase のプロンプトが表示されるまえに 2+3 の計算結果である 5 が改行付きで表示され、 その後、プロンプトが表示されます。

-E S または --eval-and-exit S 文字列 S をプログラムと解釈し実行を行います。 オプション e と異なるのは、プログラムファイルを 引数として与えなかった場合の挙動です。 本オプションでは処理系 para が終了します (オプション e ではインタプリタモードとなり、実行が継続します)。
-q または --quiet ユーザーからの入力を促す「>」および 処理が完了した旨を示す「ok.」という表示を抑制します。
オプション -nk と同値です。
-n または --noprompt ユーザーからの入力を促す「>」を表示しないようにします。
-k または --nook 処理が完了した旨を示す「ok.」という表示を抑制します (nook = no ok の意)。
-t または --time para の初期化処理が完了し、終了するまでの時間を計測し、 その値を表示します。 Windows におけるプログラムのパフォーマンス測定などにご利用下さい (Linux や MacOS でも利用可能です)。